多摩部の都立公園、小宮公園・陵南公園・滝山公園・大戸緑地のオフィシャル情報を発信しています。

多摩部の都立公園 陵南公園・大戸緑地だより

2021年1月4日 陵南公園
陵南公園「ソシンロウバイ」

 

新年あけましておめでとうございます。

陵南公園では冬の花であるソシンロウバイが開花し始めました。

 

 

黄色一色の透き通った花びらが特徴的な花です。

 

 

この花びらが蝋細工のように見えることから蝋梅(ロウバイ)と呼ばれるようになりました。

 

 

花からは甘い香りが漂い、それにつられるように冬に活動している昆虫達が集まります。

花の蜜や花粉は昆虫にとって冬の貴重な食料となります。

 

 

花は1月中旬から2月にかけて見頃を迎える予定です。

是非新年は冬のお花見でもいかがでしょうか?

 

レンジャー部 東浜

 

 

※散策の際にはマスクなどを着用し、ソーシャルディスタンスの確保、少人数でご利用いただくなど、引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止にご協力下さい。

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2020年12月14日 陵南公園
陵南公園 「シダーローズ」

園内のヒマラヤスギ広場を散策していると、地面に木でできたバラの花のようなものが落ちていることがあります。

これはシダーローズといって、ヒマラヤスギの松ぼっくりの先端部分です。

 

名前に「スギ」と付いているが、松ぼっくりのできる「マツ」の仲間

 

 

上を見あげると枝先に松ぼっくりが付いているのが見られます。成熟すると周りのカサの部分が下から1枚ずつ取れていき、残った先端部分が地面に落ちたものがシダーローズになります。

 

大きさはソフトボール程度と大きいですが、そのままの大きさで落ちていることはまれ

 

 

ヒマラヤスギ広場の地面には、シダーローズの他にも取れたカサの断片も多く見られます。

 

白く細長いのはヒマラヤスギの雄花

 

 

ご来園された際は、ぜひヒマラヤスギ広場に立ち寄ってシダーローズ探しなどいかがでしょうか。

 

※散策の際にはマスクやバフなどの着用、ソーシャルディスタンスの確保、少人数でご利用いただくなど、引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止にご協力下さい。

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2020年10月29日 陵南公園
陵南公園 「花壇の昆虫達」

陵南公園のウェルカムガーデンでは、秋に咲くホトトギスやシュウメイギクが見ごろを迎えています。

 

そんなウェルカムガーデンでは、晴れの日になると多くの昆虫で賑わっています。

今回はその一部を紹介したいと思います。

 

ツマグロヒョウモン メスは翅(はね)の先が黒く色づく。

 

1980年代には西日本でしか見られませんでしたが、徐々に生息域が北上していき、現在では関東でも普通に見られるチョウになりました。幼虫がパンジーやビオラ等の園芸スミレ類を食草とするため、庭や学校の花壇などの身近なところでも見られます。

 

ウラナミシジミ 翅の裏に波模様があるのが名前の由来

 

もともと暖地に生息するチョウですが、発生を繰り返しながら徐々に北上していき、秋には全国各地で見られるようになります。しかし、北上した先ではほとんどが冬を越すことができず、そのまま死滅してしまいます。

 

キンケハラナガツチバチ 名前の通り、お腹が長く、体中に金色の毛が密生する

 

ミツバチよりも大型で少し威圧感を感じますが、とても大人しく人を刺すことは滅多にありません。写真の個体のようにキク科の花を好むようで、時折1株に多くの本種が群がっていることがあります。

 

肌寒い季節に入り、昆虫の姿もめっきり少なくなってきましたが、晴れ間の花壇周辺ではまだまだ多くの賑わいが感じられます。

今後も晴れの日が多く続いて、多くの昆虫が花壇に訪れてくれることを期待します。

 

レンジャー部 東浜

 

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2020年8月29日 陵南公園
陵南公園 生きもの情報:アベリアとオオスカシバ

陵南公園ではアベリアが見ごろとなっています。

 

アベリア スイカズラ科 花は白くて筒状で、夏から秋(7月~10月)にかけて咲きます

 

真夏の日光に白色が映えます

 

アベリアの写真を撮っていると大きなはね音が聞こえてきました。

音のほうを見てみると…

 

オオスカシバ スズメガ科 空中で静止(ホバリング)しながら蜜を吸う

 

オオスカシバがせっせと蜜を吸っていました。

日中に花から花へ飛び回るその姿は、ガというよりもハチを彷彿とさせます。

 

透明な翅を柔軟に動かしホバリングする

 

オオスカシバという名前は、上の写真のようにはね全体が透けていることから「透かし翅(ばね)」という意味で名付けられました。

チョウやガの仲間としてはとても珍しい特徴です。

 

 

しばし観察した後、素早くどこかへ飛び去ってしまいました。

 

これからもまだまだ暑い日が続きますが、アベリアの周りはまだまだ賑わっていきそうです。

 

レンジャー部 東浜

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2020年8月8日 大戸緑地
大戸緑地 生きもの情報:トンボ編

大戸緑地には、ハス池や段木入広場など多くの水辺環境があり、その周りでは多くのトンボ達が飛び回っています。

今回はそんなトンボ達の一部を紹介したいと思います。

クロスジギンヤンマ メス

ハス池で産卵しているところです。ヤンマの仲間としては比較的多く見られます。

 

オオシオカラトンボ 青色:オス、黄色:メス

オスとメスで色合いが全く異なり、まるで別の種類のトンボのようです。

 

ショウジョウトンボ オス

オスが全身ショウジョウ色(緋色・エンジ色)をしているのでこの名前がつきました。

 

マユタテアカネ 未成熟オス

顔に眉のような模様があることが名前の由来です。複眼についた水滴を払っています。

 

モノサシトンボ 上:オス、下:メス

腹部にものさしのメモリのような等間隔の模様がある細長いトンボです。

 

その他、時間帯や季節によって様々なトンボが見られます。

大戸緑地の自然の豊かさの象徴です。

 

レンジャー部 東浜

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2020年3月31日 大戸緑地
外出を控えているみなさまへ

山際の静かな場所に咲く、ヨゴレネコノメの写真をお送りします。

ヨゴレなんて名前がついていますが、とても美しい品のある花ですね。

大戸の自然はそのままに、みなさんをお待ちしています。

もう少しがんばりましょう!

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2020年1月29日 大戸緑地
チクリ!するどい葉を持つ植物たち

冬は葉が落ちて、空がいつもより広く感じますね。

つんと冷たい空気を吸い込み、のびをして、雨乞いの場の碑まで歩く準備を整えます。

 

傾斜のある道を歩いていると、冬でも緑の葉をつけている木がいくつもあります。

葉をよく見ると、先端がとがっています。

とがった葉をみると不思議とどのくらい痛いのか、ちょっとさわってみようかな・・・痛い!と、なぜか見るたびにチャレンジをしてしまいます。(さわる際は十分にご注意ください。)

今回はそんな不思議な魅力のある植物を紹介します。

 

昔から魔除けとして玄関に飾られている、「ヒイラギ鰯」に使われるヒイラギ。

 

ヒイラギは、若い木では葉が2~5対鋭いトゲがありますが、成長し老木になるとトゲがなくなり、しずくのような葉になります。

上の写真にも、葉にトゲが少ないものと、まったく無いものが見られます。

 

葉が規則正しくずらりと並んでいます。

この葉は、カヤという高さ25mにもなる高木です。耐朽性が高いので建築材での活用や、材の硬さが適度なので碁盤で珍重されています。

個人の感想ですが、触ってみて一番痛かったのがカヤの葉です。

 

カヤに葉に似ていますが、葉の先端が2つにとがっています。

こちらはクリスマスのツリーにも使われる、モミの木の葉です。

 

モミは大気汚染に弱く、モミが生息する場所は空気がきれいで、良い環境の指標となっています。大戸緑地にも生えており、自然の豊かさが伺えます。

 

冬は葉も落ち寂しく感じますが、ぜひ今の季節も見られる個性あふれる葉を観察してください♪

※もし今回紹介した植物にさわる際には、ケガに十分ご注意ください。

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2019年12月26日 大戸緑地
今年もまちだ市民大学「HATS」で、パークレンジャーによるガイドウォークを行いました

11月24日(日)、町田市生涯学習センター主催の市民大学HATS 自然学通年講座「多摩丘陵の自然入門」への協力として、パークレンジャーによるガイドウォークを行い、大戸緑地の自然の魅力をたっぷりと紹介しました。

 

蜂須賀レンジャーからは、大戸緑地で暮らすの生き物や、雑木林の管理、大戸周辺の地層などについて、幅広い解説を聞きました。雨乞い場の碑の眺望を楽しみながら、牛田地区から段木入地区まで歩き、途中、山尾レンジャーからはウスタビガの繭や哺乳類などの紹介もありました。段木入広場では、みんなで集合写真です♪

 

場所を移して大地沢青少年センターでは、スクリーンに写真を映し出して、大戸緑地だけでなく周辺地域についても目を向け、移り変わる自然や生き物の様子を紹介しました。生き物を取り巻く問題提起や生物多様性についても触れ、充実した講義となりました。

 

実施後のアンケートでは、「自然の多さに驚きました!」「生物の多様性が大事なことを理解しました。外来種を持ち込みはダメ」などの感想が寄せられ、公園だけでなく、環境問題にも興味を持っていただけました。

 

秋の紅葉時期は過ぎましたが、ぜひまた違う季節に、町田市の奥にある豊かな自然に触れにいらしてください。たくさんの方のご来園、お越しをお待ちしています。

 

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2019年12月13日 大戸緑地
大戸の冬支度

みなさんこんにちは

季節もうつりかわり、景色は秋から冬にかわってきました。

大戸緑地でも野草たちが冬を迎えようとしています。

それぞれに個性あふれる種をつけ、子孫を残しています。

 

雨乞いの碑までの道沿いに、トキリマメをみつけました。

赤いさやから黒い種が顔をだしています。

 

種は、さやにしっかりとついており、風で揺れても落ちません。

 

同じ種でも綿毛のついたカシワバハグマ。

雨乞いの碑までの道沿いにちらほらと見られます。

 

こちらは大戸緑地入の入り口にあるテイカカズラ。

 

この細長いさやの中に、綿毛をつけた種がぎっしりと詰まっています。

乾燥が進み、さやが裂けて中から綿毛をつけた種が飛び出しています。

この後風に乗って種を飛ばし、春に新しく芽をだします。

 

ぜひみなさんも、大戸の冬支度を見に来てください。

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2019年11月2日 大戸緑地
秋の使者、ジョウビタキがやってきました。

秋の使者、ジョウビタキがやってきました。

これはメスですが、メスでも縄張りを持ち、縄張りに入ると近くへ飛んできます。

木の陰に隠れたり、また出てきたり、なんとなく付いていくと、いつのまにか縄張りの外へ連れ出されています。

 

段木入の水辺にミゾソバが咲いています。小さな花ですが、よく見るとてもきれいです。

秋の日差しの中に、野菊の塊がありました。

雑草といっしょに、伸び伸び花びらを揺らしています。

 

沢沿いにアズマヤマアザミが咲いています。少し暗いところでも平気なようで、沢山花を付けています。

 

近くにチャノキの花が咲いていました。野生化した「お茶の木」の花です。

花を見ると、ツバキの仲間なのが分かります。

下向きに咲く、かわいい花です。

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