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多摩部の都立公園 陵南公園・大戸緑地だより

2016年10月31日 大戸緑地
秋の虫たち

朝夕は冷え込むようになり、大戸の風景もすっかり秋めいてきました。

虫たちはどうしているのでしょう?

 

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メナモミの花にテングチョウが来ていました。

鼻先が長いのが名前の由来です。や

このまま成虫で越冬し、3月くらいから飛び出しますが、暖かい日などは冬の間にも飛ぶことがあります。

 

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メナモミが好きなようです。

5、6頭来ていました。

 

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色合いはテングチョウに似ていますが、こちらはウラギンシジミ。翅の裏が銀色です。この蝶も成虫で越冬します。

 

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ウラナミシジミは北へ北へと旅する蝶です。これ以上北へ行っては繁殖できないところまでも行ってしまいます。全部がそこまで北へ行くわけではないので、残ったもので繁殖します。なぜそんなことを?と思われるかもしれませんが、その性質があるから繁殖域を広げられたり、気象変動の際に、生き残る可能性が高くなると思われます。

 

種の中に様々な性質を持ったものがいれば、それだけその種の可能性は広がるのです。

これを生物多様性の大切な要素、「種内多様性」と言います。

もっと北へ、厳しい世界へ、小さなウラナミシジミは北へ目指します!

 

 

 

 

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2016年9月29日 大戸緑地
秋の実・秋の花

まだ緑の濃い里山の中に、秋らしい植物たちの姿がちらほらと見え始め…

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高い木の下に落ちていたのはミツバアケビの実

濃い紫がきれいですね!

見上げても、なかなか生っているところが見つかりません。

 

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近くの茂みの中でやっと見つけました!

ほんのり色づきはじめの実

 

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同じ蔓植物のフジも実を付けています。

まだ青いですが、この後茶色くなっていきます。

冬の初めの乾燥した日に鞘がはじけ、中の種が飛んでいきます。

 

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クサギの実は変わっていますね。

赤いヒトデのようなガクの中に、青い実があります。

 

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園路脇にはユウガギクがあふれ出していました。

秋の日本の野辺には、やっぱり野菊があってほしい。

 

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ゲンノショウコも古くから日本人に大切にされてきた植物。

薬草としての効き目が「現に証拠がある」というのが名の由来です。

これはシロバナですが、アカバナもあります。

 

あちこちが秋の始まり

実りと彩りの、始まりの季節です

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2016年9月25日 大戸緑地
秋の虫たち

大戸緑地もすっかり秋めいてきました。

段木入の池にはトンボたちがいっぱいです。

 

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真っ赤な尾のマユタテアカネは、少し小ぶりな赤とんぼ

正面から見ると、大きな鼻の穴のような、黒い模様がふたつ並んでいます。

鼻の穴?いやこれを眉と見立てたのですね!

 

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ネキトンボは翅の付け根が濃い黄色の赤とんぼ

こちら鼻の頭は真っ赤です!

酔っ払いのお父さん!?

 

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ちょっと珍しいトンボもいました。

オニヤンマはちょっと小ぶりで細身

ターコイズブルーの目と、胸には黄色いストライプ、尾に点々と青い星

ルリボシヤンマです。

池の周りを4頭も飛んでいました。

なかなか止まらないので、写真を撮るのは一苦労。

同じところを何度も飛びますから、コースを見極めてカメラを構えましょう。

 

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アオイトトンボは成熟すると白い粉をふいたようになります。特に♂にその特徴が出るようです。

草地広場の下の池で、いくつもカップルができていました。

 

他にもコノシメトンボ、オニヤンマなどにも会えました。

里山の水辺はトンボの天国です。

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2016年8月29日 大戸緑地
台風がすぎたなら

①

台風がすぎた後は、天気がよくても、なんとなく少し涼しくなっているみたい。

山道の脇には秋の花、コウヤボウキが咲いていました。

キク科の小さな木で、このあとタンポポのような綿毛で種を飛ばします。

 

②

キンミズヒキは今が盛り!小さくても黄色い花がよく目立つ。

 

③

オニドコロの小さな花も、よく見るととてもかわいい。カーテンのように揺れています。

 

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オオカマキリもすっかり大きくなって、いよいよ秋の入口です。

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2016年8月24日 大戸緑地
猛暑の中の外来種駆除

園内、牛田地区の芝生広場の南に小さな池があります。

ハスやガマがあり、トンボやカエルも住んでいる、いかにも里山の池。

しかしその水面を覆いつくしていたのは、外来種のアマゾントチカガミでした!

 

環境省の生態系被害防止外来種リストにおいて、「重点対策外来種」になっている恐ろしい水草です。(水面に見える円形の葉ガアマゾントチカガミ)

①

 

職員3人で三日がかりで全面駆除しました。

ガマやハスの間に入り込んでいますから、これらの植物も取り除いてから作業しなくてはなりませんでした。

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どうにか駆除を終えました。ハスやガマは少し残してあります。

誰かがペットショップなどで買ったアマゾントチカガミを池に入れたのでしょうか?よかれと思ってやったことでも、生態系に大きな害を与える可能性の高い行為です。どんなものでも、外から持ち込んだ生き物を公園に放してはいけません。

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カエルくん、お騒がせしたね!

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2016年7月13日 大戸緑地
水辺の生き物

大戸緑地には小さな川が幾筋か流れており、段木入の広場奥と草地広場脇には池もあります。今日は池の周りで出会った生き物たちをご紹介します。

①

小さくて体の細いクロイトトンボ。注意深く見ないと見逃してしまいますが、たくさんいるのですぐ見つかるはずです。前がオス、後ろがメスです。水色がとても美しいですね。

 

②

オスは時々アクロバットのように体を持ち上げます。他のオスにメスを横取りされないように見張っているのでしょうか?

 

③

ミヤマアカネは四枚の翅すべてに褐色の帯があります。まだ若いオスでしょうか?これから少しずつ赤色が濃くなっていきます。

 

④

コシアキトンボはいつも飛び回っていて、なかなか止まってくれません。仕方がないので飛んでいるところを撮りました。名前の通り尾の中ほどが空いているように見えます。この部分が白いのはオスです。メスと未熟なオスはここが黄色です。

 

⑤

上がシオカラトンボ、下がオオシオカラトンボです。でも大きさはそれほど変わりません。目が黒いのがオオシオカラトンボです。

 

⑥

ツチガエルがいました!東京では見かけることの少ないカエルですので、そっと見守ってください。

 

⑦

ツチガエルのオタマジャクシです。大人のカエルは小ぶりですが、オタマジャクシはとても大きいので驚かされます。

 

豊かな自然のあふれる大戸緑地の夏。生き物観察には最高の季節です。

熱中症には気をつけて!帽子と水筒を忘れずに!

 

 

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2016年6月13日 大戸緑地
絶好のお天気の中、野草観察会を行いました

6月11日(土)、梅雨とは思えないくらい良い天気の中、大戸緑地にて「野草観察会」を行いました。14人もの方にご参加いただき、遠くは立川の方から電車とバスを乗り継いで、来てくださいました。

01タイトルイメージ

今回講師をしていただいたのは、首都大学東京の牧野標本館に勤務されている川本秀雄先生です。元々は高校の生物の先生で、幅広い知識をお持ちで説明も大変わかりやすい!さらに大戸源流森の会のメンバーとして、このフィールドを長年見ている方です。

02川本先生

大戸緑地は、高尾山などにも繋がっている場所であり、さらに相模湾に注ぐ「境川」の源流域にも位置しているため、貴重な植物がたくさん見られます。そんな植物について野草だけでなく、樹木やツル性の植物まで丁寧に説明してくれました。参加者の皆さんも先生の話に真剣に聞き入っていました。

03観察会02

観察会は、牛田地区から「雨乞い場の碑」を経由して「段木入のおか」まで歩き、「段木入の広場」に降りて来て、再度牛田地区の「雪(ゆく)の里」まで戻ってくるコースです。途中、少し険しい下り坂もありましたが、皆さん慣れている方が多く、快調に歩いていました。30種以上の沢山の植物が見られましたが、写真はその中のテイカカズラの花と、マムシグサの果実です。

05マムシグサの果実

04テイカカズラ

段木入のおかでは小休憩し、丘からの展望も楽しみました。天気のいい日は都内のスカイツリーまで見えるんですよ!

06展望

観察会も終盤に来て、いよいよお楽しみの雪の里に戻って来ました。ここには数年に一度しか咲かないと言われている「雪(ゆく)の木」が一本だけあります。観察会の数日前には散り始めていたのですが、果たして花は残っているのでしょうか……

現地に到着すると…あ、ありました!まだ頭上に花が残っていました!

07ユクノキ

さらに風が吹くと見事な花吹雪となって、まるで雪のように見事な散り際です。木の下には、すでに落ちた沢山の花びらが白い絨毯のようです。本当に観察会のちょうどのタイミングで雪の木を観察することができました!

08ユクノキの観察

ユクノキのすぐ近くにはマタタビもありました。覆われたツルの下には、可憐な白い花が咲いています。またこの時期、葉っぱを白くして、受粉のために虫を誘っているんだとか。本当に自然界は不思議ですね!

09マタタビの花

観察会にご参加された皆様、お越しいただきありがとうございました!大戸緑地には季節ごとに、たくさんの自然の魅力があるので、何度歩いても違う植物や生き物に出会えます。来たことの無い方も、ぜひ一度遊びに来てみてください。わかりやすい案内も用意しておりますので、お気軽に陵南公園サービスセンターまでお問い合せ下さい♪

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2016年6月7日 大戸緑地
大戸緑地で野草観察会をやりますよ!

皆さん、こんにちは。

6月11日、今度の土曜日ですが、町田市にある都立大戸緑地で、「野草観察会」を行いますよ。

ヤブムラサキをはじめランヨウアオイやヤマボウシなど今の時期に咲く花をはじめ、多くの野草や樹木の話が聞けます。

また、数年に一度しか咲かないと言われている「雪(ゆく)の木」が、今ちょうど咲いていますので、見られるかもしれません。

ユクノキ

申込期日を延長し、前日までお申し込みを受け付けますので、ぜひお気軽にご参加ください。ご連絡お待ちしております♪

■都立大戸緑地「野草観察会」

・日時:2016年6月11日(土)

・時間:10:00~12:30

・集合:大戸緑地 雪の里広場 10:00集合

・講師:川本秀雄氏(大戸源流森の会・牧野標本館勤務)

・定員:20名

・参加費:200円(資料代、保険料)

・雨天中止

・持ち物:飲み物、帽子、長袖・長ズボン、歩きやすい靴でお越し下さい

・事前申込(先着順)。電話、来館。催し物名、希望者全員の氏名、年齢及び連絡先(郵便番号・住所・電話番号)、をお伝えください。

・申込・問合先:都立陵南公園サービスセンター 042-661-0042

・申込期限:平成28年6月10日(金)17時30分まで

・主催:西武・多摩部の公園パートナーズ

・協力:大戸源流森の会

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カテゴリー:大戸緑地

2016年5月30日 大戸緑地
昆虫たちを紹介

5月後半に大戸緑地で見られた昆虫たちを紹介します。

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アオバセセリ

雑木林の周りで、初夏に見られる美しく、かわいらしい蝶です。

光沢のある翅は光を受けて輝きます。

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クロアゲハ

牛田地区駐車場近くのニシキウツギにたくさん来ていました。カラスアゲハ、ジャコウアゲハ、モンキアゲハなども見られました。

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アオスジアゲハ

動きの早い蝶ですが、夢中で蜜を吸うときは、短い時間だけ翅の動きを止めることがあります。翅の重なったところがきれいですね。

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ハンミョウ

大戸緑地にはたくさんいる小さな虫です。人の歩く前を飛んでは止まり、飛んでは止まりしますので、ミチオシエの名もあります。木陰の葉の上にいることもあります。

 

夏も近づき、虫たちが一気に出て来たかんじがあります。

大戸緑地の素晴らしい自然の中には、たくさんの虫たちが暮らしています。

この環境を大切にしていきたいですね。

 

*都立公園での昆虫採集はご遠慮ください

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