大戸緑地の段木入地区には、「カタクリ群生地」と呼ばれている場所があります。
名前の通り、春になるとカタクリが多数開花する場所で、大戸緑地の公園十景にも選ばれています。
そんなカタクリ群生地ですが、実はこの季節にも見どころがあります。
それが「カシワバハグマの霜柱」です。
茎の中の水分が寒さによって凍ってできたもので、氷でできた花のようになっています。
冷え込みの厳しい朝にしか見られないもので、昼前には溶けてなくなってしまいます。
茎の先をよく見ると、秋頃にできた白い綿毛が残っています。
キク科の植物なのでこのように綿毛ができ、風に乗って種を遠くまで飛ばします。
霜柱と綿毛を同時に観察できるのもこの時期ならではです。
まだまだ寒い日が続きますが、是非一度大戸緑地に足を運んで観察してみてはいかがでしょうか。
その際は防寒対策も忘れずに!
パークレンジャー 東浜
カテゴリー:見ごろ情報、生きもの情報|大戸緑地
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