陵南公園のウェルカムガーデンでは、秋に咲くホトトギスやシュウメイギクが見ごろを迎えています。
そんなウェルカムガーデンでは、晴れの日になると多くの昆虫で賑わっています。
今回はその一部を紹介したいと思います。
ツマグロヒョウモン メスは翅(はね)の先が黒く色づく。
1980年代には西日本でしか見られませんでしたが、徐々に生息域が北上していき、現在では関東でも普通に見られるチョウになりました。幼虫がパンジーやビオラ等の園芸スミレ類を食草とするため、庭や学校の花壇などの身近なところでも見られます。
ウラナミシジミ 翅の裏に波模様があるのが名前の由来
もともと暖地に生息するチョウですが、発生を繰り返しながら徐々に北上していき、秋には全国各地で見られるようになります。しかし、北上した先ではほとんどが冬を越すことができず、そのまま死滅してしまいます。
キンケハラナガツチバチ 名前の通り、お腹が長く、体中に金色の毛が密生する
ミツバチよりも大型で少し威圧感を感じますが、とても大人しく人を刺すことは滅多にありません。写真の個体のようにキク科の花を好むようで、時折1株に多くの本種が群がっていることがあります。
肌寒い季節に入り、昆虫の姿もめっきり少なくなってきましたが、晴れ間の花壇周辺ではまだまだ多くの賑わいが感じられます。
今後も晴れの日が多く続いて、多くの昆虫が花壇に訪れてくれることを期待します。
レンジャー部 東浜
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