公園の「しろはらの小道」のあたりに、大きな花が咲いています。
オヤマボクチ。キク科でアザミに近い仲間です。葉の裏が白いのは、細かい毛がたくさん生えているからです。これから火口(ほくち)を作ったのが名前の由来とされています。
こちらはタイアザミ。小宮公園のアザミで一番多いのはこれかもしれません。花が横向きに、少し垂れて咲くのが特徴です。
すっとまっすぐ立って咲くのはノハラアザミ。こちらもたくさんあります。
数が少ないアズマヤマアザミ。花柄が短く。花がくっついて咲くように見えます。
野菊の中でも気品の高い大きな花のリュウノウギク。
コウヤボウキもキク科ですね。林内あちこちに咲いています。
秋の小宮公園はキク科の花がいっぱいです。
陽だまりを探してあるけばキク科の花に会えるでしょう。
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暑かった夏は嘘のように過ぎて、滝山公園の尾根道には清々しい風が吹いています。
風の抜けるところではノハラアザミをよく見かけます。タンポポのように綿毛で種を飛ばしますから、風がないと困るのでしょう。花を真上に向けて姿勢よく咲く花です。
ススキの下をかき分けてみると、ナンバンギセルが見つかります。ススキに寄生して養分をもらう花で、葉がまったくありません。
シラヤマギクもあちこちにあります。花は小さく、花びらもまばらですが、全体では1mを超すような大きな野菊です。大きすぎて倒れるように傾いて花を咲かせることが多いです。林縁で見られます。
こんなきのこを見つけたら触ってはいけません。カエンタケという毒キノコです。触ると皮膚の炎症を起こすことがあります。
ノダケの花は深みのある紫色です。つぼみの中からあふれ出すように花が出てきます。このつぼみの先には、金魚の尾びれのような小さな葉がついています。とてもおもしろい野草です。
ノダケの花です。左は先初めで、白く見えるのは雄しべの花粉です。やがて花粉が出終わるころに2本の雌しべが目立ってきます。つぼみも花もおもしろくて、いつまでも見てしまいます。初秋の滝山公園で花から花へ、歩き回るのはいかがでしょう?
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この秋の小宮公園で、一番のお勧めは「ひよどり沢」のツリフネソウです。昨年に比べて4倍以上でしょうか?沢を埋め尽くすようにピンクの花が咲きました。湿地植物再生のため、春に大きな木を何本か切り、沢の中に光が入るようにしたからです。
花が咲けば虫が来ます。でもよく見ると来ているのはほとんど2種類の虫のようです。これはナガマルハナバチのようです。口の先が長いのがわかります。写真はこれから花の中に入って蜜を吸おうとしているところですが、サイズも形も花と同じですね!花が合わせたのか?蜂が合わせたのか?
花の後ろに渦巻きのようなところがありますが、ここに蜜が溜まっています。ナガマルハナバチの長い口ならここの届くのが分かると思います。
これがもう一種類の虫、ホシホウジャクです。ハチドリのようにホバリングして飛ぶ蛾です。この蛾もツリフネソウにサイズも形もぴったりですね!
花の後ろの渦巻きです。
下はつぼみで、まだ花びらが閉じています・。
「ひよどり山」に上がると、大きなコブシの木が3本あります。
今はちょうど実がたくさんなっていて、観察するのに絶好です!
どうですか?人の拳に似ていますか?
木道にはヤマザクラの紅葉が落ちていました。これから少しずつ秋が深まり、公園全体が色づいてくるでしょう。
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暑さは続いていますが、日差しは少し和らいできたようです。
植物たちは夏から秋へと季節をまたぐところです。
キツネノカミソリは8月半ばから後半の花
公園北側の法面にまだ美しく咲いています。
小さな白い花ですが、なかなかに美しい。
これはかなり大株のトウバナ
不思議なものを見つけました!
何かの蕾!?
ススキなどの下に出るナンバンギセルです。
寄生植物で、養分はすべて他の植物からもらうので葉がありません。
ネジバナは文字通り螺旋階段のようにねじれながら伸びて花を付ける。
日当たりのいい芝の上などに出るランの仲間です。
ヘクソカズラなんてひどい名前が付いていますが、よく見ればイチゴアイス?
愛らしい蔓植物です。
ちょっと暗い所に咲くヤブランは今が盛り!
古峯の道に咲いていたヤマハギ。秋の七草のひとつ萩といえばこれ。万葉集にたくさん詠まれています。
本丸南の広場にはユウガギクが大群生。秋といえばやはり野菊が見たいですね。
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夏休みもあと少しですが、小宮公園では雑木林ホールで特別展「自然はともだち展」と「レンジャートーク」を8月31日まで開催しています。
小宮公園で見られる生きもが大集合!普段出会えない生きものとであえるかも。
実際に生きものを触ったり、レンジャーとお話ししてみよう!
いきものスケッチも同時開催!
壁一面にみんなの描いてくれた作品が並んでいます。
これからの季節使えるレンジャーミニ図鑑も配布中です。
夏休みもあと少し、木陰が気持ちいい小宮公園にぜひお越しください♪
いつも滝山公園をご利用いただきありがとうございます。
オオスズメバチの巣を発見した為、ただいま下記の園路を封鎖しております。
スズメバチが活発に活動しているため、通行は大変危険です。
ご理解、ご協力お願い致します。
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オカトラノオやヤマユリなどの派手な花が終わりました。
真夏の強い日差しの中、ちょっとした木陰の中に、小さな花が咲いています。
サラサラとススキの葉が揺れる下で、アキノタムラソウが咲いています。秋が名前についていますが、夏前から晩秋のころまで、かなり長く咲く花です。薄紫の花が涼し気です。
滝山公園はオトギリソウの多いところです。信濃屋敷址の南側や、本丸などにたくさんあります。この草を原料にした秘薬の秘密を人に漏らした弟を、兄が切ったという伝説が、花の由来と言われています。
中の丸の北には展望ベンチがあります。多摩川と秋川の合流点が見下ろせ、8km先の狭山丘陵が、意外に近くに見えます。滝山公園のある加住丘陵とは、同じ多摩川に削り残された、北と南の兄弟です。
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小宮公園の中央には湧き水があり、ここからの流れに沿って約400mの「かわせみの小道」がありあす。湿地の中を通るこの道の両側に、いまたくさんのウバユリが咲いています。
淡い薄緑色の大きな花を横向きに付ける美しいウバユリは、小宮公園でも最も人気のある花の一つです。
園内には3000株近くのウバユリがありますが、そのほとんど「かわせみの小道」沿いから見ることができます。
ウバユリは背が高いですから、蔓植物には頼りがいのある存在です。異なる二つの植物が作る繊細な造形に、うっとりしてしまうこともあります。
すてきなスカーフをまとっているようにも見えるのです。
流れの源流部、ヒヨドリ沢の奥にはヤブミョウガの大群落が待っています。
ウバユリもヤブミョウガも暗く、湿気のあるところが好きです。
ここでは仲良くいっしょに咲いています。
ウバユリの蕾は最初上を向き、横向きになって咲き、実はまた上を向きます。
これはヒヨドリ沢の奥の群落です。
ウバユリは8月頭くらいまで花を見られると思います。
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キッズレンジャースクールにお申込みいただき誠にありがとうございます。
誠に残念ですが、7月29日(日)のキッズレンジャースクールは。台風の直撃による影響を考え、中止とさせていただきます。
このイベントは2回連続講座でしたが、8月26日に予定されている回で、二回の講座で予定していた内容に合わせて実施いたしますので、ぜひご参加ください。
宜しくお願い致します。
いつも小宮公園をご利用いただきありがとうございます。
全国的に記録的猛暑が続き、各地で重大な事故も発生おります。
安全に配慮し、7月22日に開催予定のイベント「夏*はなウィーク パークレンジャーのガイドウォーク」は、「中止」と判断しました。ご理解とご協力をお願いいたします。
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