雀をぐっと丸く膨らませたような小さな鳥ですが、見てください。口ばしの先が鋭くかぎ状になっていますね。トカゲやバッタ、時にはシジュウカラなどの野鳥も捕まえて食べてしまう、「小さな猛禽」と呼ばれる鳥です。直径数百mになる縄張りを持ち、同じモズでも入ってくれば激しく鳴いて追い払います。
さて2月も半ばを過ぎた小宮公園。モズがいつもとは違うような大きな声で鳴いていました。この2,3日、そんな感じなのです。
高い木の上で鳴いていたオスの後ろに、さっと別の鳥が飛んできました!
モズのメスです!
喧嘩にならないのでしょうか?
オスは知らんぷりしているように見えます。
オスがくるりと向き直り、メスにチュッ!
いや口移しで餌をあげたのです。
メスが餌を飲み込みました。
これが「モズの嫁入り」
婚約成立です!
オスのテリトリーにメスが入り、オスが与えた餌を食べる。
カワセミなども似たことをやりますね。
さあいよいよ野鳥たちの恋の季節です。
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日頃より、都立小宮公園をご利用いただきありがとうございます。
年末年始の公園施設休館のお知らせです。
下記期間は都立小宮公園管理所及び雑木林ホールは休館とさせていただきます。
休館日:12月29日(日)~1月3日(金)
なお、公園の駐車場(弁天池駐車場9:00~16:30/サービスセンター前駐車場9:00~17:00)、トイレ、広場等は、通常通りご利用いただけます。
1月4日(土)より通常通り開館致します。
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12月半ばに盛りとなった、公園の黄葉をお見せします。
中の丸広場のイロハモミジです。
本丸、信濃屋敷址と合わせて、モミジのきれいなポイントです。
三の丸西側のアオハダ、コアジサイ(低木)の黄葉です。
アオハダのレモン色は二の丸付近でもきれいに見られました。
今、森の木々はすっかり落葉し、爽やかな青空に雲が流れるのが見えます。
みなさまよいお年を。
2020年も滝山公園をよろしくお願いいたします。
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いよいよ今年もあとわずかとなりました。
12月も半ばを過ぎて盛りとなった公園の紅葉をお見せします。
公園十景の人気投票で一位になった、「ひよどり山の3本コブシ」、
その一番東の一本です。3本ある西のものから黄葉が始まり、この日
最後の一番大きな木が最高潮に色づきました。
同じ日、三段広場のイロハモミジです。
園路が赤いトンネルのようになるほど、見事に色づきました。
クリスマスも過ぎれば、雑木林もすっかり落葉します。
落ち葉の音も軽やかに、散歩の人が歩いていきます。
バードウォッチングは最盛期。
冬の花ロウバイ、ツバキが咲き始めます。
冬の小宮公園にもどうぞいらしてください。
みなさまよいお年を。
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秋の日だまりにアザミの花が咲き、アカタテハがやってきました。
あたりまえの日本の風景です。
でもしみじみいいですね。
秋に羽化したばかりの初々しいアカタテハ。
なんて美しいんでしょう!
同じアザミにキタテハもやってきました。
こちらは少し小ぶりで、翅もギザギザしています。
秋のタテハの代表選手がそろって見られるなんてラッキー!
ススキの上にはきれいなバッタがいました。
少し白を混ぜたような淡い緑に、背中に紫の線が入っています。
数が減っているのが心配されるショウリョウバッタモドキです。
いるところにはいるのですね!
こちらはキアゲハの幼虫です。セリ科の植物を食べます。
ノダケに卵を産んでもらったのはいいですが、もう葉っぱがほとんどなくて、探しているうちにてっぺんまで来てしまって、でももう実しか残っていません!
さあどうする!
がんばれキアゲハ!
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気持ちいい秋の風がふいて、木漏れ日の中、リンドウが咲いています。
ススキの近くに大きなバッタがいました。
成虫で冬越しするツチイナゴです。
あれ?これはツチイナゴの幼虫。まだ成虫にならないで、冬に間に合うのでしょうか?
成虫も幼虫も、目の下に青いラインがあるのが特徴です。
ツチイナゴ幼虫の顔のアップを撮ってみました。
触覚を下げて、寝ていたのでしょうか?
花壇の花にキタテハが来ていました。
秋色のきれいな蝶ですね。
昨年度、萌芽更新したところに、エゾビタキが来ていました。
渡りの途中の一休みに、小宮公園に寄ったのでしょう。
この時期は、普段は見られない鳥が見られるチャンスです。
「いつものあの鳥だろう」と思わないで、じっくり観察してみましょう。
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すっかり秋らしくなりました。
ノハラアザミが尾根を渡る風に揺れています。
シラヤマギクもあちこちに咲いています。
これも同じシラヤマギクです。
本当はとても背の高い花なのです。
背が高すぎて、倒れて咲くことが多い。
森の中で背を伸ばし、園路に倒れ込んで咲くような花です。
ミヤマアカネがたくさん飛んでいます。
ゆっくり近づいて下から指を差し出すと、一度飛び上がって、また戻り、指に止まってくれることがあります。
ゆっくり動くと虫たちは警戒しないのです。
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秋の花の中でも美しく、おもしろい花といえば、このノダケ!
上から下へと段々に咲いていく、濃い紫色の花です。
つぼみの構造が素晴らしいですね!
花が咲いてからも雄しべが目立つ時期、雌しべが目立つ時期と、花の様子が変わっていきます。たくさん咲いていますから、どんな変化が起こるのか、よく観察してみてください。
ミズタマソウは小さな花ですが、これもおもしろいですよ。
花が終わると、水玉のように実が下がります。
ひよどり沢の湿地では、たくさんのツリフネソウが咲いています。
この花を大好きなのがホシホウジャクという蛾です。
ホウジャクは「蜂雀」と書きます。ハチドリのように飛んで蜜を吸うのです。
よく見ると花の形とホシホウジャクの形はぴったり合いますね!
長い口を伸ばして、花の奥の渦巻きのところにある蜜を吸います。
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いろいろな花に出会える滝山公園
クサギの花がさかりです
センニンソウも夏の花
清々しい白ですね
かわいらしい水色のベルを並べたツリガネニンジン
秋の花ですが咲き始めました
キンミズヒキ
花を見ていたらふわりと飛んだ大きな蝶
葉っぱに擬態しているクロコノマチョウです。
幼虫はジュズダマなどを食べます。
花も虫もいっぱい
滝山公園は自然がいっぱいです。
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小宮公園の「雑木林ホール」では毎夏恒例の生きもの展示をやっています。
かたつむりや
森の忍者トビナナフシ
カブやトムシクワガタ
みんな小宮公園にいる生きものです
これはアオダイショウの赤ちゃん
よく見たいですか?
レンジャーさんがいる時などは生きものに触らせてもらえるかもしれません
アオダイショウは赤ちゃんでもちょっとこわいかな?
よく見ると目がすごくかわいいんだよ
ヤモリもいます!
壁にはりつくことができるんですよ!
指に秘密があるから観察してみてください
トカやゲカナヘビとはぜんぜん違います
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