初夏になって、木々の間を、こんな虫がいっぱい飛んでいます。
白い蝶でしょうか?
この数年、東京のあちこちで大発生している虫です。
正体はこれキアシドクガ。
ドクガと名前がついていても、毒はありませんから触っても大丈夫です。
脚に黄色いレッグウォーマーを付けているようです。
なかなか美しい蛾です。
これは蛹です。
雨をしのげる屋根の下や、木柵の下などにぶら下がっています。
幼虫はミズキの葉を食べます。大発生は5年ほどで収まりますが、枯れてしまうミズキもあるようです。これも自然の大きな営みの中のことなのでしょう。ミズキがなくなるようなことはありません。
公園の北西端にある「山の神」から秋川と多摩川の合流付近を見たところです。
初夏の風が心地よく吹いています。
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森の影が、いよいよ色濃くなってきました。
春の花が実を結び、夏の虫たちが出始めました
春一番に咲き始めたウグイスカグラが、赤い実を下げています。
よく見ると中の種が透けています。
二つ並んでぶらさがります。
モミジイチゴもいっぱいあります。
こちらも実をぶらさげます。
同じ木苺の仲間でも、ニガイチゴやクサイチゴは上向きに実を付けます。
太い筆に薄墨をつけ、スイスイと線を引いたような模様。
ミズイロオナガシジミは、雑木林の初夏の蝶です。
葉っぱの上で光を浴び、後翅をこするようにして、上下に動かしています。
ヒカゲチョウは夏の蝶です。夏にはカブトムシやクワガタと並び、樹液を吸っていたりしますが、カブトムシたちよりもだいぶ早く登場します。
地味な色合いにようですが、蛇の目模様の周りがほんのりピンク、触覚の先が黄色!
実はおしゃれな蝶なのです。
もうひとつだけ、この時期のおもしろいもの!
なんでしょう、この茶色いアスパラガスみたいなもの??
オニノヤガラという寄生植物です。
切り株などから出るナラタケというきのこに栄養をもらっているランの仲間です。
この時期、公園のあちこちに出てきます。
これにそっくりで緑色のものをアオテンマといいます。
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