紅葉が終わり、雪が降るまでの間の自然観察ならば、木の実、草の実を見るのがいいでしょう。繊細な綿毛や小さな実は、雪が降ればつぶされ、分かりづらくなってしまいますから。
あちこちで見られるムラサキシキブ。実には淡い甘みがあり、野鳥たちの御馳走でもあります。よく見ると枝先には小さな冬芽がついています。
トキリマメが赤い鞘を開き、黒い種を出しています。
鞘の中には必ず二つの実があり、開くときに左右に分かれます。
不思議な形のようですが、よく見ると構造が分かります。
よく見れば一本一本の綿毛はさらに枝分かれし、鳥の羽のようです。
これなら遠くへ飛べそうですね。
冬の光に輝いて、少しずつ綿毛を飛ばします。
よく見ると細長い、曲がった針のようなものがあります。
これがススキの特徴で、よく似たオギにはありません。
「中の丸」から見下ろす北を見下ろせば、多摩川と秋川の合流点が見えます。
うまくすればノスリやオオタカなどの猛禽類が見られることもあります。
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木々の葉が落ちた林内では、野鳥の姿がよく見えますし、この時期だけ見られる冬鳥たちに出会えるのもうれしいですね!
ルリビタキは小宮公園で最も人気のある冬鳥の一つです。
オスは背中の青と胸の黄色が美しいですね。
メスと若いオスは青くありませんが、胸の黄色は共通です。
オス、メス、それぞれに縄張りを張り、人が入ってくるとぱっと飛びよって睨んだりします。
イカルは遠くから渡ってくるわけではないですが、この時期に多く見られます。
やや小さく、硬い木の実が好きで、この日は藪の中からパチパチ木の実を割って食べる音がして気づきました。数十から数百の群れになる時もあります。
アオジはスズメより少し小さい鳥で、警戒心が強いようです。
地面や木道の上などで小さな草の実などを食べていますが、人が来れば藪の中などに逃げ込みます。
オレンジの模様がかわいらしいヤマガラはミューミューと子猫のような声で鳴きます。
その声をハーモニカのようだという人もいます。
エゴの実が大好きで、9月頃には実を加えて運ぶ姿がよく見られます。
霜が当たる今頃になり、隠しておいたエゴの実が食べごろになるのでしょうか?
どこからかまた実を引っ張りだしてきて、木の上で割って食べています。
見れば見るほどおもしろい、野鳥たちの姿。
広い雑木林や草地がある小宮公園は、野鳥観察にもとてもいいところです。
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日頃より、都立 小宮公園をご利用いただきありがとうございます。
年末年始の公園施設休館のお知らせです。
下記期間は都立小宮公園管理所及び雑木林ホールは休館とさせていただきます。
休館日:12月29日(金)~1月3日(水)
なお、公園の駐車場(利用時間9:00~16:30)、トイレ、広場等は、通常通りご利用いただけます。
1月4日(木)より通常通り開館致します。
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